抗がん剤治療と口内炎について

口内炎は、がん化学療法を行っているとき、高頻度に発現する副作用と言われています。特に5-FU系抗がん剤投与時に顕著なようです。通常、強度のがん化学療法における口内炎の発現率は、5-FUを含まないレジメンの場合平均10%以下なのが、5-FUを含むレジメンの場合、やや重い症状の口内炎の発現率は平均15%以上になるとされています。頭頸部癌に対する放射線治療併用時や造血器腫瘍における大量化学療法施行時には、口内炎の発現率が50%を超えるという報告もあります。

食道がんで化学放射線治療を受けた後、口内炎でのどまで荒れ果てて、痛みも強く、つばも水も飲み込めなくなった、という人もいるそうです。口内炎の症状は、抗がん剤投与後2〜4日目くらいから、放射線治療では照射開始後2、3週間目ごろから出てくることが多いようで、最初は、口の中がざらざらした感じ、焼けた感じ、食物や液体がしみる感じ、粘膜が赤くなる発赤などで始まり、痛みのない潰瘍や浮腫、白斑などが出現します。さらに進行すると、痛みを伴う潰瘍ができたり、出血したりするようになります。口の中全体が潰瘍化して、食べ物を飲み込めない嚥下障害になるケースもあります。

いったん口内炎が発症すると、治療に時間がかかり、重症化すると抗がん剤治療を続行できなくなったり、薬剤の量を減らさなければいけない場合もあり、治療そのものにかなり影響を及ぼす副作用の1つです。また、感染が全身に広がって命に関わることもあり、決しておろそかにはできない、という医師もいます。

胃がんや大腸がんなどの治療法として行われる5-FUの急速静注の場合、投与5分前くらいから30分間ほど、口の中に氷を入れてなめる「クライオセラピー」で口腔内を冷やすと、粘膜細胞への取り込みを防ぎ、口内炎を予防する効果があるそうです。また、5-FUによる治療中、ザイロック(一般名アロプリノール)という痛風の薬を水に溶かしてうがいに使うと、口内炎を予防できる可能性があるようです。担当医に相談して処方してもらうとよいでしょう。

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